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(12/06)
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(11/27)
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MOON44(’91年米・独)

今度『2010』を監督するローランド・エメリッヒ
困ったちゃんな監督である(爆)。
この監督が認められて故郷ドイツから米国入りした
『MOON44』これから紹介します。
これ観て監督がゲ○だと気がつかない人は、バカです。
話は近未来の地球、資源が枯渇していて多国籍企業が
他の鉱山惑星の資源を輸入する時代になっていた。
企業の一つ・カーネル社は鉱山は襲われるは、運搬船は
宇宙海賊にやられるわで瀕死の重傷。
調査のためにアウトローな調査員ストーン(マイケル・パレ)を
囚人の中に潜り込ませる。
この下りまではロバート・レッドフォードの『ブルベイカー』と
似ていますが(爆)『ブルベイカー』と違うのは
『映画の趣旨がそこまで高くない(笑)』のです
だってエメリッヒだし・・・しゃーないわ。
基地で囚人+ストーンを迎えたのが責任者のリー少佐
(マルコム・マクダウェル)『時計じかけのオレンジ』は
オサーンになって復活。
砂漠の中で訓練が行われるワケですがチームワーク最悪。
鉱山惑星拠点MOON44の囚人パイロットがヘリに乗るためには
天才少年のナビゲートが必要なワケですが、
監督ゲ○ですから、暴行、自殺、小競り合い、映画だというのを
いいことにイロイロやりまくってます。
そんな中、自分のナビゲータータイラー(ディーン・デブリン)や
他の囚人と共に意外な真犯人を突き止めていく。
企業の悪は所詮企業という、某冷凍ギョーザ事件ではないけれど。
しかもだ、タイラー役のディーン・デブリン相当気に入ったのか
『パトリオット』からお抱え状態(滝汗)
公私混同ハナハダです(爆笑)
この映画劇場公開版の他に結末や途中展開の違うものなど
3つも話の違うモノがあります(汗)
日本では、にっかつが'91年2月に配給した正規版が
みれるハズですが外国いったら『結末違う』ってコトあるかも
しれません(笑)DQNです。
この監督、リメイクのセンスのなさも。
ウチの母親が父親に『映画行こう』といって
おデートで連れて行かれた映画が
『ミクロの決死圏(爆)』
むかーしの映画で人間が小さくなって人間の体内に入っていく
くらーい粘着質な映画である。
デートにこんな映画を選ぶウチのオヤジもナンセンスだが
この映画、オクラ入りさせときゃーいいのにリメイクする
エメリッヒのセンスのなさもDQNなものがある(涙)
この人のリメイクのセンスのなさは今に始まったことじゃぁない。
『GOZZILA』はCGをお絵かき帳代わりに使ったようなアフォらしさで
『ゴジラは原爆の恐ろしさから生まれた哀しみの獣』
という原作コンセプトどこ(汗)ノータリンゲーマーでももう少しマシなもの
作れるぞ。エメリッヒ。
のにやたら『人類が勝手すると破滅するぞ』という警告映画を
過去にCGボコボコ使って現実味中味薄く作ってるのが哀しい。
毎度毎度こんなのだから少しぐらいは反省するか進歩してほしいんだけど。
じゃないと作るだけオカネのムダだから(涙)。
まー唯一よかったなと思ったのが独立戦争を題材にした
『パトリオット』かもしれん、ゲ○要素はあったかもしれないが(爆)。
おとなしくCGあまり使わないでこういう映画作る方向に向いて
くれるとありがたいんじゃが、エメリッヒ。
元々SF監督だからムリポなのか。
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ストリート・オブ・ファイヤー('84米)

ブログの中で出てくるけど
『ストリート・オブ・ファイヤー』ってなんだんねん?
映画の名前です(笑)
バブリー真っ盛の年、こんな中味のない映画が
『映画ランキング1位』になってたんだから
いかにアホらしい時代だったか(笑)てのが判るかもしれん。
悪役は今もイブシ銀として活躍するウィリエム・デフォー、
ヒロインのダイアン・レインは要所要所で映画に生き残る一方で
主演のマイケル・パレって・・・(滝汗)
な状態です。
今のルックスや人柄で充分周りからの信用得てるし、
これからどの様に社会や自分を取り巻く状況
変わっていっても大丈夫、と思い込んだ
ハンサムガイの末路、後の出演作を見て、こんな哀れなもんか、
という『彼』の全盛期+唯一のヒット作がコレです(涙)
てなワケであらすじレッツラゴー
ロックバンドのヴォーカル、エレン・エイムは全米ツアーの
一つに故郷を選ぶ、そこで暴走族ボンバーズのボス
レイベン(ウィリアム・デフォー)にライブ会場から
連れ去られてしまう。
まー作られた時期が時期だけに・・・
エエ加減です・・・(汗)
ダイアン・レインの歌声はローリー・サージェントと
ホーリ・シャーウッドとローリィ・トッド。
三人も歌手使ってるんですよ(爆笑)
こんなエエ加減な口パク映画ってありかぁ?
と思ったらレイベンのアジトでポールダンス踊ってる女性は
『フラッシュダンス』であのダンスのスタントをこなした女性です。
この時代、全部『スタントがやって当然』が
まかりとおってたんでしょうねぇ。
今じゃ考えられないコトですが。
で、この街に住む姉(デボラ・ヴァン・ケンバーク)から
呼び寄せられて、かつてのエレンの元カレだった一匹狼
トム・コーディ(マイケル・パレ)が街に帰ってくるという。
そこにファッションセンスサイアクなエレンのマネージャー
のビリー(リック・モラリス)、男勝り女っけなしのマッコイ
(エイミー・マティガン)が加わってエレン奪回に向かうのだが
という安直なストーリー。
多勢に無勢の中、エレンを救い出し、復讐にやってきたレイベンとの
タイマン勝負(おい)にも勝ち、コーディーはエレンの
ライブ会場に足を向ける。
どうしても街から出て行くの?というエレンに、
コーディーはエレンにひかれながらも、
『Yeah,Do you know me?(オレのことは・・・判ってるだろ)』
ズルい男の典型なのだ。
自分じゃあシアワセに出来ないから街を去る。
あの時も今もかわらないだめんず。
マイケル・パレの為に作った映画でもあり、
今にして思えば
『こういう映画で当たってしまったのが俳優として不幸』
としか思えない(爆)
本人どうか知らんよ。
シゴト+給料さえ貰ったらエエと思ってたら
いつまでもD級映画でダラダラ人生送ってるんだろうし。
フツーに男性俳優としてカケラでもプライドあったら
そんなことしないと思うんだが・・・。
エイミー・マティガンはエド・ハリスの奥さんで演技派だし、
なんじゃかんじゃいってパレ以外は殆ど生き残ってるぞこの映画(笑)。
まぁこの頃のパレ24歳。
えええ!って思った当時。
34の間違いだろ!とも思った。
声低いしフケ顔だし、でも後に出会った彼そっくりの英会話講師は
28歳だった(愕然)。
あまりにもそっくりで最初耳まで真っ赤になって何も喋れなかったアタシだった
そっくりさんでこれなんだから単なるオバカだ。
デッドゾーン'(_'78年)

『デッドゾーン』ても深夜にやってるTVシリーズじゃぁ ないっすよ、念のため。
今はおかしなオッサンやブチきれた刑事・三流脇役ばっかりやってる
クリストファー・ウォーケン(汗)
既に70近いんじゃないでしょか。
彼といえば、ヴェトナム戦争で取り残されロシアンルーレットの
餌食になってボロボロになる狂気の兵士を演じた
『ディア・ハンター』で知られてますが、今回は
幻の名作『デッドゾーン』の紹介です。
タマに深夜にやってたりするんですけどね。
クリスチャンの方にはオススメです。
絶望のカタルシスは。
立ち直れなかったらごめんなさい
(先にあやまる)。
ホラーだめといいながらこれは
例外
キング・オブ・ホラーの原作者+監督が手がけてるのにか?
といわれててもだよ(爆笑)
ホラーってより『哀しさ』全面。
高校教師のジョニー(ウォーケン)は交通事故にあって
奇跡的に意識を回復するも、婚約者のサラ(ブルック・アダムス)は
彼が死んだと思って他の男性とケッコンしていた(号泣)
まってやれよ!っても五年も昏睡状態だったんだもんな・・・
折角よみがえって、彼女の豪邸訪ねていったらケッコンしてた。
この時扉越しに、ウォーケンが蒼い瞳にずっと涙ためてもたれかかってる
シーンがある。
その時からジョニーは過去と未来を透視できる能力がついてしまった
ことに戸惑い、現実からますます遠ざかってしまう。
さらに自分が透視した未来によって現実を変えることが出来ることを
知ってしまったジョニーは・・・
サラが選挙運動を手伝った上院議員(マーティン・シーン)が
大統領になり核ミサイルを作る未来をみてしまう・・・
愛する彼女を歪んだ未来から救いたいと、理解されないのも
百も承知で向こうの家に乗り込んでわめくウォーケン。
その間にも予知能力はたらいては発作はおきる。
この時のウォーケンの演技は鬼気迫る。
ヘタなヒーリング映画真っ青だ
ウォーケン、さすがなのだ。
『中にある理解されない哀しみ』を当時演じさせたら
ピカ一だった。
これが『ホラーチック』といわれて可笑しい方向にいったのが
惜しいのだけど(涙)。
で、最後の最後。
『愛する人は救えても、自分自身は救えない』
理解されなくてもそれでもよかった。
このエンディング、ウォーケンの映画ならこれです。