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TV・CINEMA MUSEUM

山の様にたまった映画ビデオのレビューです。 アダルト・萌え・ホラー以外のA~D級の映画色々 引き取り先募集しています(涙)。

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  • 07/17/05:21

風が強く吹いている('09年11月18日 梅田ピカデリー)

たまには『今みにいった劇場公開かきなさい』と言われそうなので(笑)
『風が強く吹いている』です。
マンガでも出てますが、原作は三浦しをんさんの小説。
故障したエリートランナー・ハイジ(小出恵介)がトンデモな
落ちこぼれと天才走者・カケル(林遣隆)を集め
目指すは箱根駅伝!
という話です。

小出クンは『Rookies』の頃から
『最後に皆が言うことを聞く雇われ店長』
な役が何となく板についてしまったってか(汗)。
今の時代、上目線でいうと『なんだぁ?こいつ』になるのでエエ存在です。
そんなワケで『Rookies』キャストも密かに出てたりします(爆笑)
出てる場面でニヤリと笑ってしまう所はご愛嬌ですが。
キャストの中でこいつありえねー(爆)と思うのが。
ソフトバンクのお兄ちゃんことダンデ・カーヴァー。
設定がスゴすぎる。出てることもスゴいが。
アフリカからの国費留学生、日本人より丁寧な日本語を話し、
母国に居た時は送迎車で送り迎えの身分だったが、今では
三食つき家賃3万の陸上部寮生活も満喫してるという(笑)。
マンガに囲まれてビジュアル系のルックスが役に立たない『王子』
(中村優一)って設定よりある種スゴいかも。
TVドラマ『お金がない!('92年)』じゃ舘さんの横でビービー泣いてた
子役の森クンは今回、
在学中に司法試験に合格したイヤミなエリート、が、本当は心に影アリ。
な銀ブチメガネを演じてる。
むむ、時が過ぎると子役もかわるのだ。

そんなヒトクセフタクセもある面々つれて『箱根』ありえねぇ。
自分独りなら区間記録も塗り替えてやる勢いのカケルから
してみれば、ちゃんちゃらおかしいナメてる他の面々は
駅伝どころか走りを愛してるようには全く見えないわけで。
独りのミスが連帯責任になる駅伝は『強く』+『責任感』がないと
走れない。
焦りもへったくれもない呑気な面々に怒るカケルをなだめる
ハイジもよかった。ここで

言ったって仕方ないじゃないか。

って言うような雇われ店長だったらいくらお尻に火がついても
動かない面々でもダメだったろうしなぁ(爆)。
そんなハイジがどうして『箱根』にこだわったのか
気がつくのもやっぱりカケルなわけです。
オトコはカッコつけなんです、永遠に。
それでいて寂しがり。
いい仲間にかこまれていたいから『箱根』を選ばないと
自分自身にケジメをつけられない。
本当に踏ん切りをつけたかったのは、だらしない他の寮生でも
カケルでもなくハイジじゃなかったのかと。
その為にあれだけ人数を集めて、せっせと世話をしたんじゃないかと。
消極的主人公でございますね~ハイ。



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