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TV・CINEMA MUSEUM

山の様にたまった映画ビデオのレビューです。 アダルト・萌え・ホラー以外のA~D級の映画色々 引き取り先募集しています(涙)。

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  • 07/17/15:56

『ジャンパー』('08年3月 TOHOシネマズ梅田)



数千年前から瞬間移動能力を持っていた人類『ジャンパー』と
彼らは歴史をゆがめる存在として抹殺にかかる『パラディン』の
戦いに嫌がおうにも巻き込まれていく一人のジャンパー・
デヴィット(ヘイデン・クリステンセン)の姿を描く。

デヴィットがジャンパーに目覚めたのは15のクリスマス。
片思いのミリーにプレゼントを贈るはずが、同級生のマークに
川に突き落とされ、氷の中に閉じ込められてしまう。
次の瞬間、彼はびしょぬれの姿で図書館にいた・・・何が起こったんだ・・・

5歳の時に失踪した母親、毎日暴力を振るう父親に
耐えられない内気な少年だった。
デヴィットは今の生活に耐えられなくなり、銀行の金庫にジャンプして
大金を手にして世界を駆け巡る悠々自適の『ジャンパー』になった。

悠々自適な生活を送っていても、心の哀しみは誰とも
分かつことは出来ない『ジャンパー』
デヴィットがそんな生活を送っていた23の時、
『この力は神にだけ許されたもの、お前たちは歴史をゆがめる。
代償を払うときが来た』

と謎の男が突然襲ってくる。
男の正体は『ジャンパー』の抹殺を企てる『パラディン』の精鋭・
ローランド(サミュエル=L=ジャクソン)だった。
このキャスティング『スターウォーズシリーズ』まんまなのですが(爆)

がっ!
デヴィットは性懲りもなく故郷に帰り、ミリー(レイチェル・ビルソン)に
猛アタックして、
『どこでも連れてってあげるからデートしよ』などとのたまいます。
フツーあんだけ痛い目にあったら『テレポート』しないで
『飛行機のエコノミーで変装して移動』
するとか考えろ、と思うのですが長年のジャンパー生活
『そんなのカンケイねぇ(死語)』な彼には通じないようで(汗)。
案の定、おデートの最中にもう一人のジャンパー、グリフィン
(ジェレミー・ベル)に見つかるわ、ローランド追っかけてくるわ
サイアクです。

ついには警察につかまってどうしよう・・・
と思ったら、助けにきてくれたのはなんと、
長年失踪していた母親(ダイアン・レイン)だったという。
『ストリート・オブ・ファイヤー』の歌姫が母親役なのか・・・
時代も過ぎたのう。

警察を脱出した後は、やっとこさミリーに自分の正体を明かし
彼女が自分といると危険だと悟り、空港から送ります。
ようやくここまで知恵がついたのか。
そしてデヴィットとグリフィンはローランドと戦うワケですが・・・

デヴィットが自分から『逃げない』のに対して
グリフィンは『無関心』なワケですね。
同じ能力をもつ二人なんだけど。
デヴィットは心のどこかで家族や愛を求めているのに対して
捨てられたグリフィンは、それってナンだ?くえんのかよ?
としか思ってない。
共通の敵が出来たことで理解しあわないといけなくなった
という展開が出来たのが。

そしてラストのドンデン返し。
まさかこんな展開になると思ってなかった。
デヴィットにしてみれば『捨てられた』という
哀しみの根底にあったものが一番の『愛』だったという事実。

自分ではまだ、この答えは出てません。
子供の立場で考えたら『生んでくれなくてよかったのに』と思うし
母親の立場で考えたら『生かすべきかどうなのか』迷うだろうし。
事実自分がそこまでの『愛情』を受けてるかどうか疑問なのだから
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